あるところにFXキングダムと言う、とても小さな国がありました。
今ではとても小さな国となってしまったが、つい最近までは大層お金持ちの国じゃった。
その当時のFXキングダムでは、FX取引と言う便利な取引をして大変な利益を出していました。
特にスワップ金利と言う高い金利がつくものを持っていました。
そのおかげで王様も国民も長い間平和で優雅な生活をしていました。
「やはりスワップ金利はええのぉ」
「やはりFX取引するならスワップ金利にかぎるわい」
そんなある日、サブプライム帝国が
「FXキングダムに大量貯金兵器を持っている可能性がある」
と言う事でFXキングダムに攻めてきました。
「オマエラ、大量貯金兵器モッテルYO!」
その頃のFXキングダムは世界同時株安飢饉がひと段落つき、ちょうど回復し始めたところでした。
「よりもによって、こんな時に~」
「ようやく回復してきたと言うのに~」
「あともう少しでプラスになったのに~」
そんな中、一人の大臣が王様にこういいました。
「王様、今手をこまねいていても被害は拡大するばかりです。見切りを付けるところは見切りを付けて、被害の拡大を止めてくださいませ!」
「いやぢゃ~、今の今までうまくいってたんじゃ~。今回は
たまたまなんじゃ~。またうまくいくんじゃ~」
しかし、こうも続けて問題が起こると
スワップ金利で平和に暮らす事に慣れていたFXキングダムの王様はオロオロするばかり。
目の前の
スワップ金利が減ることが気になって、ポジションを処理することができません。
「ワシはいやぢゃ~、持っておけば
スワップ金利は溜まるんぢゃ~、いつかもとにもどるんぢゃ~」
王様はなかなか決断をしようとはしませんでした。
その為、ファンダメンタル大臣やテクニカル大臣が王様に進言をしました。
「王様!ファンダメンタルではそろそろ輸出筋の買いが大量に入ると、
”新聞”に書いてありました。」
「おぉ!そうかそうか、損切りなんかしないで待ってりゃいいな。」
「王様!移動平均線がそろそろゴールデンクロスをつけると、
”テレビ”で言ってました。」
「それは誠か!なるほど・・・そろそろ転換じゃな、良かった良かった。」
しかし現実はそれ程甘くなく、ドンドンと
サブプライム帝国に攻められてしまいました。
それもそのはず、大臣たちもすっかり
スワップ金利の生活に慣れていて、新聞を読んだり・テレビを見たりしただけで、本当にそれらを使ったこともなければ、研究した事もなかったのです。
「もうお前らのいうことは聞かん!ワシ一人で決める~!!」それからというもの王様もカンカンに怒り、大臣たちの話を全く聞きません。
しかし王様もそうは言ったものの、どうすればよいのか分かりません。
そこでまず、何人かの有名な学者の話を聞くことにしました。
「まず損切りは早く・・・」
「トレンドフォローが・・・」
「抵抗線が・・・」
会う学者、会う学者同じ事を言うばかり。
「う~!ワシが知りたいのは、
どこで買ってどこで売ればいいのかじゃ~!」
そうしている間にFXキングダムの多くの領地はドンドン小さくなりました。
「一体、ワシが何をしたと言うんぢゃ~」
「これからどうすればよいのぢゃ~」
「王様、しかたねぇべさ。ヒエとアワ食ううだ」
「ワシャ~、そんな生活嫌ぢや~!ワシャ~、アンッコロ餅がぁ~、喰いてぇ~!(常田富士男氏に捧ぐ)」
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