サブプライム帝国の攻撃に、なす術もなく攻め込まれて甚大な被害をだした王様でしたが、いくら国が小さくなっても王様は諦めませんでした。
「
サブプライム帝国め~!許せん!どうしかしてまたFXキングダムを復興させねば~・・・。しかし、どうすればいいんじゃ~」
王様はFXキングダム復興の為、来る日も来る日も怪しげな商材をネットで購入しては打ちのめされていました。
ある日、一人の大臣が言いました。
「王様、やっぱりFXで復興するしかないとおもうんですけどぉ。」
「そんなことはわかっておるっ!じゃが、もう失敗はできんのぢゃ!」
「それなら
シストレ仙人にあってみてはいかがだべが?」
「シストレ仙人?」
「システムトレードと言うおがしげな術さ使いなさるんだ」
「よし、ではその
シストレ仙人を連れてまいるのじゃ」
「んだげっどよ、
システム仙人はかわりもので、来てくれるかどうかわかりねえがら・・・」
「ええい、もう良い!ワシが直接行く!」
大臣の煮え切らない態度に業を煮やした王様は、勢いも手伝って自分が行く事になってしまいました。
後悔もそこそこに大臣達に見送られ、シストレ仙人が住む山に向かって出発いたしました。
道中、あんな事やこんな事もなく、ただ自分が行く事になった事だけをグチりながら、なんとか山の頂上へたどり着きました。
山の頂上には、小さな小屋がポツンとたっていました。
王様は恐る恐る小屋の戸を叩きました。
「だれかおらぬか!王様が参ったぞ!」
すると、中からヤマのような大きなおじいさんが現れました。
「お主が
シストレ仙人か?」
王様は胸を張り、威厳を示そうとしましたが、完全に目が泳いでました。
「ああ、そうじゃが。ワレはなんじゃぁ、そのラッキョウ頭は?」「ワシャ、由緒あるFXキングダムの王様じゃぞ!本当だったら、こんなキタナイ場所に来ることはないんじゃぞ!」そうすると、シストレ仙人の眼がギロリと光りました。
さすがの王様も身の危険を感じました。
そして、シストレ仙人は王様に近づき、王様の胸倉を左手で掴むと、高々と王様を持ち上げました。
「ほうぉ、その由緒ある王様がキタナイ場所に住んどるワシに何かようかのぉ」「胸倉掴まないで下さい…。あとそんなに顔近づけないで下さい…。実は、シストレと言うのを教えて欲しいんじゃが…。」「このキタナイ場所に住んどるワシから教えて欲しいか?」「ハイ・・・。実はカクカクシカジカで」FXキングダムの実情を聞くと、シストレ仙人は王様を掴んでいた手をパッと放しました。
それからシストレ仙人は眼をつぶって少し考えた後、しばらくしてから言いました。
「まず、ワシに詫び入れろや」「えっ・・」「謝れって言っとるんじゃ!このラッキョウ頭が!」「スイマセン・・・」「ダメだ、ちゃんと謝れ。そうだ、”生きててゴメンなさい”と言え。」「い、生きててゴメンなさい・・・」「まぁ、そこまで言うとるなら、教えん訳にはいかんのぅ。ワシも心の広い男じゃけぇのう。ワシが一人前のシステム・トレーダーにしちゃるわ」「(自分で言わせたのに)・・・」「何か文句あるんか!?」「イヤ、別にないです・・・」「善は急げじゃ、早速始めるかのう」「ハイ・・・」「おう、とりあえず腕立て200回やっとけや」「えっ?」「ナンか!嫌なんか!?」「イエ、是非やらせて下さい・・・」王様は、シストレ仙人が大きな体でノートパソコンを準備しているのを横目で見ながら、生まれて初めての腕立て伏せをはじめました。
こうして、王様のシステム・トレード修行が始まったのであった。
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