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2007年12月アーカイブ

第3回「打倒 サブプライム軍」

ようやくシストレ仙人のパソコンが立ち上がりました。
しかし、FXキングはまだ腕立て伏せが終ってませんでした。



シストレ仙人
「何しとる、お前は。まだ終らんのか。」


FXキング
「いや、腕立て伏せはやったこともなかったので・・・」


シストレ仙人
「しょうがないのう、腕立て止めて早ようこいや。どうして負けたのか検証するでのう。でも次はないからな。パソコン立ち上げ後、1分遅れるごとに次回の100回追加な。」


FXキング
「・・・ハイ(めちゃくちゃだよ)」




そうすると、FXキングは腕立てを止めて、シストレ仙人の横に座りました。



シストレ仙人
「とりあえず、どう失敗したか、詳しく言いみい。」


FXキング
「え~と、一番スワップ金利を守りたくてじゃな・・・。」

シストレ仙人
「はぁ!?、そんなことは聞いとらん。そうだのう、どういうテクニカルを使ったとか、どういうファンダメンタルを見てとか、そういうことを聞いとるんじゃ。」

FXキング
「そういうのと言われもじゃな。 スワップ金利が高くてな。ただ買っておいておくだけでドンドン金利が増えるんじゃ。」

シストレ仙人
「何お前、テクニカルもちゃんと知らんのか?」

FXキング
「いや、ちゃんとテクニカル大臣がいるのじゃ。そやつに聞けばちゃんと・・・」

シストレ仙人
「そんなん言い訳するな、知らんのじゃろう。で、ファンダメンタルは?」

FXキング
「それもファンダメンタル大臣がおって・・・」

シストレ仙人
「久しぶりに驚いたのう、何も知らずにFXをしている者がおるとは・・・。

この驚きは”あしたのジョー2”の最終回で、いきなりホセ・メンドーサが日本語使い出した時以来じゃのう。

 ”ジョォー・ヤブゥキィ”だったのに・・・。」

FXキング
「それにいきなり矢吹丈がコークスクリューパンチも打てるようになってたし・・・」

シストレ仙人
「キサンもしょうがないのう、だからそんならっきょうみたいな頭してるんじゃ。

よし、まずはテクニカルを徹底的マスターじゃ。

シストレだとファンダメンタルよりはテクニカルが重要になるからのう。」

FXキング
「えっ、テクニカルの勉強って?勉強せねばならんのか?」

シストレ仙人
「当たり前じゃ、FXはある程度以上の修行が必要じゃけん。

そんなに楽に稼ぎたいんなら、官庁いって税金や賄賂を貪り食ってろよ。」

FXキング
「えっ、そんな。夫婦で収賄容疑で捕まりたくはないのじゃ。」

シストレ仙人
「ならちゃんと勉強せにゃならん。

”FXは簡単に儲けられる”と言う奴もおるが全くそうじゃない。

しっかりとした勉強が必要じゃ。テクニカルもそうだし、特に重要なのはリスク管理じゃ。

それも分からないで、”儲けられる”と無責任に言っているマスコミにも問題があるがのう。

例えば、イチロー。

イチローは大リーグで大活躍してる、年棒も破格の金額じゃ。

だが、野球は誰でもできるスポーツ。逆に言えば、それだけイチローの練習の賜物。

FXも同じじゃて。

ちゃんと勉強してちゃんとFXを理解せにゃならん。」


シストレ仙人
「時にらっきょう頭よ、木陰に隠れているものは誰じゃ。」

FXキング
「何じゃって?」



FXキングは驚きました。
木陰から大臣や近衛兵やらが、FXキングを遠くから見守っていたのです。
実はFXキングを心配して、後から付いてきたのでした。
さらにそのずっと奥には、すでにFXキングの王位を譲り田舎暮らしを満喫してるFXキングのパパ・ママまでもがいました。
シストレ仙人は木陰に向かって、アメリカ式に小指を立てて大声を出して言いました。

04.jpgシストレ仙人

「オマエラ、表出てコイヤ!!シバくぞ!!コラ!!」



大臣や近衛兵達は、しぶしぶ木陰から出てきました。
しかし、さすがにFXキングのパパ・ママは恐怖を感じ、木陰からじっと隠れてました。



FXキング
「どうして皆がおるじゃ?」

近衛兵①
「王を心配して・・・。」

FXキング
「おお、そうか。すまんのう。」

シストレ仙人
「なんで、お前ら木陰から見ちょる。全員でサブプライム軍を倒そうと思わんのか。」

大臣②
「やっぱりぃ、サブプライム軍チョウ強いしぃ。チョウマジヤバイって感じ?」

FXキング
「確かにサブプライム軍は強いんじゃよなぁ」

近衛兵②
「オラ、あんな強え奴、初めて見るぞ。」

FXキング
「そうなんじゃよ、あんなの初めてじゃ」



そして、FXキングや大臣たちだけで円になり話は始めました。
その話を聞いていたシストレ仙人がイライラとしていました。
そして、ついにFXキングや大臣たち全員に向かって大声を出しました。



シストレ仙人
「お前らそれでも男かぁ!悔しくないのかぁ!!!」




一瞬、全員静かになりました。
しかし、FXキングが顔を真っ赤にして地面を叩きながら言いました。



FXキング
くっ悔しいです!い、今までは負けるのが当たり前だと思ったけど、ニヤついてごまかしてたけど・・・。

い、今は悔しいです!ちくしょうぉ、ちくしょうぉ!!」



大臣①
「おれも悔しいです!」

大臣②
「くっそう!」

近衛兵①
「ちくしょう!」

近衛兵②
「悔しい、悔しいようぉ」

兵士①
「くそう、くそう!」

兵士②
「ちくしょう、悔しいよう!」




FXキングダムの全員が地面を叩いて悔しがりました。




シストレ仙人
「悔しいのは誰でもそう思う!でも思うだけじゃだめだ!!お前たち、それでどうしたいんだぁ!

どうしたいんだぁ!!


大臣②
「勝ちたいです!」

近衛兵②
サブプライム軍に勝ちたいです!」



シストレ仙人
「ちょっと待て! サブプライム軍はたった今大敗した相手だぞぉ!!」

大臣①
「カタキを取りたいです!」

近衛兵①
「ちくしょう、サブプライム軍がなんだっていうんだぁ!」

兵士①
「そうだよ!」


シストレ仙人
「しかしなぁ、サブプライム軍には勝つためには、並大抵の努力じゃ勝てないんだぞぉ!

血反吐はいて死ぬほどの練習をしなきゃならん!」

FXキング
「ハイ、やります!」

シストレ仙人
「誰も助けてくれるわけじゃない!どんなに苦しくても、言い訳はきかないんだぞぉ!!

お前たち、それでも勝ちたいかぁ!!


大臣②
「勝ちたいです!勝ちたいよう。」

FXキング
「やります!」

近衛兵①
「勝ちます!」

兵士②
「頑張ります!」




全員が立ち上がって言いました。

~ナレーション~
「これほどの熱情が一人一人に秘められているとは。 シストレ仙人の胸に感動が吹き荒れた。」



シストレ仙人
「よーし、よく言ったぁ!おれが必ず勝たしてやる!!

全員
「仙人!」



シストレ仙人
そのために俺はこれからお前たちを殴る!!

いいか、殴られた痛みなど三日で消える!だがなぁ!!

今日の悔しさだけは、絶対忘れるなよぉ!!!




そういうとシストレ仙人は、FXキングに近づきました。




シストレ仙人
「キング、頑張れよ!」

FXキング
「ハイッ!」

シストレ仙人
よし、歯を食いしばれぇ!


バキ!


シストレ仙人はFXキングの左頬を思いっきり殴りました。

05.jpgFXキングのママ

「ミツオっ!」

 

木陰に隠れていたFXキングのママが木陰から出ていこうとしましたが、隣にいたFXキングのパパが静かに止めました。



FXキングのパパ
「見ろ、シストレ仙人の涙に濡れたげんこつを・・・。」



それからシストレ仙人は一人一人、殴り始めました。



シストレ仙人
「しっかりやれよ!」

バキ!

シストレ仙人
「頼むぞ!」

バキ!

シストレ仙人
「いいな!」

バキ!




~ナレーション~
「それはシストレ仙人にとってFXキングダムとの絆を、より深めたいという願いから発した行為であった。

 これは暴力ではない。

もし暴力だと呼ぶ者あっても、出るところには出たくはないと、シストレ仙人はそう思っていた。」



♪You need a hero~

♪胸に眠るヒ~ロ~ 揺り起こ~せぇ~

♪いのちぃ~より おもい~夢を~ 抱きしめてぇ走れよ~

♪You need a hero~

♪傷だらけのヒ~ロ~ 誰でもぉ~

♪悲しぃ~みに振りむ~いたら 明日が見えないよ~

打 倒   サ ブ プ ラ イ ム 軍

第2回「シストレ仙人との出会い」

サブプライム帝国の攻撃に、なす術もなく攻め込まれて甚大な被害をだした王様でしたが、いくら国が小さくなっても王様は諦めませんでした。


サブプライム帝国め~!許せん!どうしかしてまたFXキングダムを復興させねば~・・・。しかし、どうすればいいんじゃ~」


王様はFXキングダム復興の為、来る日も来る日も怪しげな商材をネットで購入しては打ちのめされていました。

ある日、一人の大臣が言いました。



「王様、やっぱりFXで復興するしかないとおもうんですけどぉ。」

「そんなことはわかっておるっ!じゃが、もう失敗はできんのぢゃ!」

「それならシストレ仙人にあってみてはいかがだべが?」

「シストレ仙人?」

「システムトレードと言うおがしげな術さ使いなさるんだ」

「よし、ではそのシストレ仙人を連れてまいるのじゃ」

「んだげっどよ、システム仙人はかわりもので、来てくれるかどうかわかりねえがら・・・」

「ええい、もう良い!ワシが直接行く!」



大臣の煮え切らない態度に業を煮やした王様は、勢いも手伝って自分が行く事になってしまいました。
後悔もそこそこに大臣達に見送られ、シストレ仙人が住む山に向かって出発いたしました。
道中、あんな事やこんな事もなく、ただ自分が行く事になった事だけをグチりながら、なんとか山の頂上へたどり着きました。
山の頂上には、小さな小屋がポツンとたっていました。
王様は恐る恐る小屋の戸を叩きました。



「だれかおらぬか!王様が参ったぞ!」



すると、中からヤマのような大きなおじいさんが現れました。

03.jpg
「お主がシストレ仙人か?」



王様は胸を張り、威厳を示そうとしましたが、完全に目が泳いでました。



「ああ、そうじゃが。ワレはなんじゃぁ、そのラッキョウ頭は?」

「ワシャ、由緒あるFXキングダムの王様じゃぞ!本当だったら、こんなキタナイ場所に来ることはないんじゃぞ!」



そうすると、シストレ仙人の眼がギロリと光りました。
さすがの王様も身の危険を感じました。
そして、シストレ仙人は王様に近づき、王様の胸倉を左手で掴むと、高々と王様を持ち上げました。



「ほうぉ、その由緒ある王様がキタナイ場所に住んどるワシに何かようかのぉ」

「胸倉掴まないで下さい…。あとそんなに顔近づけないで下さい…。実は、シストレと言うのを教えて欲しいんじゃが…。」

「このキタナイ場所に住んどるワシから教えて欲しいか?」

「ハイ・・・。実はカクカクシカジカで」



FXキングダムの実情を聞くと、シストレ仙人は王様を掴んでいた手をパッと放しました。
それからシストレ仙人は眼をつぶって少し考えた後、しばらくしてから言いました。



「まず、ワシに詫び入れろや」

「えっ・・」

「謝れって言っとるんじゃ!このラッキョウ頭が!」

「スイマセン・・・」

「ダメだ、ちゃんと謝れ。そうだ、”生きててゴメンなさい”と言え。」

「い、生きててゴメンなさい・・・」

「まぁ、そこまで言うとるなら、教えん訳にはいかんのぅ。ワシも心の広い男じゃけぇのう。ワシが一人前のシステム・トレーダーにしちゃるわ」

「(自分で言わせたのに)・・・」

「何か文句あるんか!?」

「イヤ、別にないです・・・」

「善は急げじゃ、早速始めるかのう」

「ハイ・・・」

「おう、とりあえず腕立て200回やっとけや」

「えっ?」

「ナンか!嫌なんか!?」

「イエ、是非やらせて下さい・・・」



王様は、シストレ仙人が大きな体でノートパソコンを準備しているのを横目で見ながら、生まれて初めての腕立て伏せをはじめました。

こうして、王様のシステム・トレード修行が始まったのであった。

第1回「FXキングダムの危機」

 るところにFXキングダムと言う、とても小さな国がありました。

今ではとても小さな国となってしまったが、つい最近までは大層お金持ちの国じゃった。
その当時のFXキングダムでは、FX取引と言う便利な取引をして大変な利益を出していました。
特にスワップ金利と言う高い金利がつくものを持っていました。
そのおかげで王様も国民も長い間平和で優雅な生活をしていました。



「やはりスワップ金利はええのぉ」


「やはりFX取引するならスワップ金利にかぎるわい」





そんなある日、サブプライム帝国
「FXキングダムに大量貯金兵器を持っている可能性がある」

と言う事でFXキングダムに攻めてきました。


01.jpg
 
「オマエラ、大量貯金兵器モッテルYO!」




その頃のFXキングダムは世界同時株安飢饉がひと段落つき、ちょうど回復し始めたところでした。




「よりもによって、こんな時に~」

「ようやく回復してきたと言うのに~」

「あともう少しでプラスになったのに~」




そんな中、一人の大臣が王様にこういいました。



「王様、今手をこまねいていても被害は拡大するばかりです。見切りを付けるところは見切りを付けて、被害の拡大を止めてくださいませ!」

「いやぢゃ~、今の今までうまくいってたんじゃ~。今回はたまたまなんじゃ~。またうまくいくんじゃ~」



しかし、こうも続けて問題が起こるとスワップ金利で平和に暮らす事に慣れていたFXキングダムの王様はオロオロするばかり。
目の前のスワップ金利が減ることが気になって、ポジションを処理することができません。



「ワシはいやぢゃ~、持っておけばスワップ金利は溜まるんぢゃ~、いつかもとにもどるんぢゃ~」



王様はなかなか決断をしようとはしませんでした。
その為、ファンダメンタル大臣やテクニカル大臣が王様に進言をしました。



「王様!ファンダメンタルではそろそろ輸出筋の買いが大量に入ると、”新聞”に書いてありました。」

「おぉ!そうかそうか、損切りなんかしないで待ってりゃいいな。」

「王様!移動平均線がそろそろゴールデンクロスをつけると、”テレビ”で言ってました。」

「それは誠か!なるほど・・・そろそろ転換じゃな、良かった良かった。」


02.jpg
しかし現実はそれ程甘くなく、ドンドンとサブプライム帝国に攻められてしまいました。

それもそのはず、大臣たちもすっかりスワップ金利の生活に慣れていて、新聞を読んだり・テレビを見たりしただけで、本当にそれらを使ったこともなければ、研究した事もなかったのです。



「もうお前らのいうことは聞かん!ワシ一人で決める~!!」



それからというもの王様もカンカンに怒り、大臣たちの話を全く聞きません。
しかし王様もそうは言ったものの、どうすればよいのか分かりません。
そこでまず、何人かの有名な学者の話を聞くことにしました。



「まず損切りは早く・・・」

「トレンドフォローが・・・」

「抵抗線が・・・」



会う学者、会う学者同じ事を言うばかり。



「う~!ワシが知りたいのは、どこで買ってどこで売ればいいのかじゃ~!」



そうしている間にFXキングダムの多くの領地はドンドン小さくなりました。


「一体、ワシが何をしたと言うんぢゃ~」

「これからどうすればよいのぢゃ~」

「王様、しかたねぇべさ。ヒエとアワ食ううだ」

「ワシャ~、そんな生活嫌ぢや~!ワシャ~、アンッコロ餅がぁ~、喰いてぇ~!(常田富士男氏に捧ぐ)」

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