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システムトレード検証 第2回「タートルズ」

先々週は、105円台をつけて上昇トレンドが形成されたかと思いましたが、一気に円高に振れ、先週末には102円台まで戻りました。

またNY原油については、時間外取引で126ドル台をつけると言う、天井知らずの状況になっています。


まだまだ市場はナーバスな状態である証拠なのかもしれません。
慎重な取引がまだ必要かと思います。

 

 

それでは、システムトレード検証に入りたいと思います。


今回、説明するのは「タートルズ」の投資方法です。

「タートルズ」が活躍していた当時、投資方法はブラックボックスだったので、誰もが複雑なテクニカルを利用しているのだろうと想像していました。

しかし、実際に公開された投資方法は、非常にシンプルなものでした。


それは、「チャンネル・ブレイクアウト」を利用した、システムトレードでした。

システムとしては、下記の2種類になります。

・システム1
 20日ブレイクアウトにもとづく短期システム

・システム2
 55日ブレイクアウトにもとづく長期システム

 

「チャンネル・ブレイクアウト」と言うシステムとは、リチャード・ドンチアンが考案しました。
その為、「ドンチアン・システム」「ドンチアン・チャンネル」とも呼ばれます。

このテクニカル手法は、ある一定の日数の最高値または最安値を更新した時に参入すると言うものです。
例えば、上述の「システム1」であれば、「20日」なので「20日間の最高値または最安値を更新した時に売買」となります。

また「チャンネル・ブレイクアウト」は、移動平均のゴールデンクロスやデッドクロスと同じ「トレンドフォロー(順張り)型」になります。

下図がドル円での「チャンネル・ブレイクアウト」のチャートになります。

 

 

090512.gif

 


「タートルズ」が、何故「チャンネル・ブレイクアウト」を採用したのか理由として、「タートルズ」創始者のリチャード・デニス氏が利用していたからと言うのがあります。
(リチャード・デニスは、400ドルを20年で2億ドルまで投資で利益を上げたトレーダーです。)


それでは、今週よりこのシステムを利用して実際に取引してみようと思います。

 

 

システムトレード検証 第1回「タートルズ」

先週末に、為替市場ではドル円が105円台をつけ、株式市場では日経平均が1万4000円台をつけました。
為替・株式市場共に今年の大きな節目を迎えたと思います。

今後は、このまま共に上昇していく可能性が高くなりました。
ただ、アメリカから始まったサブプライム問題が今後どこまでの規模まで膨れ上がるかが、焦点になるかと思います。

すでに日本のいくつかの銀行が赤字計上になっているので、今後も注意が必要ではないかと思います。

 

それでは、システムトレード検証に入りたいと思います。


今回ご紹介するのは、「タートルズ」の投資方法について検証したいと思います。


ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、まず「タートルズ」について簡単に説明させて頂きます。

「タートルズ」と言うのは、アメリカの有名とレーダー、リチャード・デニスとウィリアム・エックハートと“トレーダーは養成することが可能かどうか”で賭けをし、この2人が養成したトレーダーの一団のことを言います。

ほとんどの「タートルズ」のメンバーは投資未経験者だったにも関わらず、2週間のトレーニングにより大きな収益を上げました。

しかし、どのような投資をしてきたかは、長い間秘密とされてきました。


最近になり「タートルズ」がどのように取引を行っていたのか公開されました。

それは、首尾一貫したメカニカル・トレーディングシステムを行うことでした。


当時では、人の手を介して行われていましたが、今で言うところのPCで行うシステムトレードに当てはまるかと思います。


「タートルズ」が行っていた方法として、大まかに見ると下記の3つが挙げられます。


・20日指数移動平均を利用(現在のATR)

・トレンドフォロー型

・資産配分

 

これらの規律を守り、多くの利益を上げることが出来ました。

 

しかし、先ほども書きましたが、結局人の手を介して取引をしていたので、実際に売買サインが出たとしても、その人の判断が入った取引になっていました(裁量取引)。

メカニカル・トレーディングシステムの売買サインに従わなかった為、「タートルズ」の中でも何割かは、大きく損失を出していました。

そういう点では、ルーティンワークが得意なPCの方があっているのではと思います。

 

次回は、実際の「タートルズ」の投資方法に入りたいと思います。

 

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プロフィール

名前:鵜飼英之

プロフィール:
商品先物会社でFX室に配属される。退職後、友人・父親の会社経営を手伝うが、夜逃げ・倒産等を経験。その後、「ファイナンシャル・フリーダムを目指し、ロハスな生活」の提案をモットーにFPとして独立。お金の重要性と唱えると同時に、その危険性を説いている。

趣味:
格闘技全般(現在、心身統一合気道を稽古中)