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システムトレード検証 第1回「ギャン理論」


先週の為替市場は、先々週までの大きく動いた為、停滞したような動きになっていました。
それに対して日経平均は、上昇し続け1万4000円台まで回復しました。

しかし最近では、サブプライムの為、シティバンクが2万人規模のリストラ計画を打ちたて、日本ではみずほ銀行が下方修正をしました。
まだまだサブプライムの傷跡が大きく残っているようです。

現在の株式市場の上昇トレンドが本物なのか、それとも最後の上昇なのかの見極めが必要かと思います。
「今が一番良い」と言う状況ではないわけですから、焦らず資産の形成をして頂ければと思います。

 

それでは、早速検証に入りたいと思います。

前回、「タートルズ」の検証を行うとしていましたが、為替市場はレンジ相場であったので、売買サインが出ませんでした。
それは引き続き継続するとして、今回は「ギャン理論」について検証を始めたいと思います。


「ギャン理論」については、多くの方がご存知だと思います。
特に有名なのが「スィング・トレード」・「価格は時間に等しい(投資と言うものに時間の概念を入れた事)」と思います。

「ギャン理論」がシステムトレードなのかと疑問をお持ちの方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、ギャンもシステムトレーダーであったと私は思います。
その理由として、著書に下記の言葉を残しています。

「ルールを正確に守っていれば収益を上げることが出来る。決心することだ。もしもルールに従うつもりが無いなら、商品やその他の投機や取引は始めるべきではない。と言うのも、そうなれば、結局、損失を被るのは自分だからだ。」


現在では、「非裁量トレード」を「システムトレード」と呼ばれています。
「ギャン理論」はその「システム」を「ルール」と言う言葉に当てはめているように思います。

 


「ギャン理論」の確立した、「ウィリアム・デルバート・ギャン」について簡単に触れたいと思います。

テキサスの綿花農家に生まれ、24歳で相場(商品・株式)の世界に入りました。ギャンは聖書・数秘術に学んだ投資哲学から生み出した厳格なルールに従って取引を続けました。

記録によると、ギャンは25日間に286回取引を行い、そのうち264回は利益(勝率92.31%)を得ていました。
その為、最初の投資金額450ドルが3万7000ドルになりました。

またある同業者の記録によると、「ギャンは130ドルを1ヶ月もしないうちに1万2000ドルに殖やした事がある。これまで会った誰よりも早かった」と言われています。


またギャンの予測は相場だけに留まらず、ドイツ・オーストラリア皇帝の退位、第一次世界大戦の終結なども予測していました。

ギャンは当時でも資産運用の講師としても活躍し、在宅向けのコース:1500ドル、上級者向けのコース:5000ドルなど、当時としても破格の受講料であり(当時のダウ平均:300ドル)、それだけの価値があると考えられていました。

しかし、ギャンは講師での収益よりも市場からの収益を大きく、講師業は「人々への啓発」と記しています。


それでは、次回は「ギャン理論」のルールに迫りたいと思います。


 

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プロフィール

名前:鵜飼英之

プロフィール:
商品先物会社でFX室に配属される。退職後、友人・父親の会社経営を手伝うが、夜逃げ・倒産等を経験。その後、「ファイナンシャル・フリーダムを目指し、ロハスな生活」の提案をモットーにFPとして独立。お金の重要性と唱えると同時に、その危険性を説いている。

趣味:
格闘技全般(現在、心身統一合気道を稽古中)